fc2ブログ

便器に流すとなくなるの?

こんばんは!トイレメンテナンスのスマイルの近藤です。

先日、当社のお客様である、とある学校から便器が詰まったので来て欲しい!との連絡を受けて、行ってきました。

詰まりの原因は、カップめんの発泡スチロールの容器の一部でした。


会社に帰ってきてから、竹村君とその事を話していたのですが、彼が「いつも思うんやけど、便器に流してしまえば消えてなくなるとでも思っているんちゃうやろか?!」と・・・。

まー、この表現は極端としても、私も同感です。

どうも、自分の視界から消えてなくなると、そこで自分とは関係ない!と思っている人は確実にいると思われます。


でも、詰まるか詰まらないかは別としても、もちろん消えてなくなる訳ではありません。

それどころか汚物にしても、下水処理場まで排水管を通って流れていき、そこで微生物とかで分解して、ようやく河川に放流出来るのです。ましてや、発砲スチロールなんて、分解されるハズがありません。

昔だったら、汚物は肥料として再生されていたのですから、そこに物を捨てたらどうなるかは、誰でもわかっていたことでしょう!

ところが、水洗トイレが発達すると、自分の視界から先のことなんて誰も考えないのでしょうね。。。


でも、人の事ばかり言ってもいられません。

現代は、見たくないものは極力、私たちの生活から消えているのではないでしょうか?

生きた魚を捌ける人がどれだけいるでしょう・・・

魚は出来ても、鶏を捌ける人が今、どれだけいるのでしょう・・・

ましてや、牛や豚となると・・・

でも、平気で魚や肉を食べてますよね?!


突き詰めて考えれば、一緒のように思えるのです。。。

今は便利な世の中になりました。

でも、人が肉を食べる限り、屠殺場で働く人がいるのです。

人がトイレに行く限り、汚物を処理する施設で働く人がいるのです。

人が電気を使う限り、(原発のような危険な施設も含めて)発電所の現場で働く人がいるのです。

人が死ぬ限り、斎場で働く人がいるのです。


たかが、トイレの詰まり・・・されど、この詰まりの原因の根底には、現代人が抱える多くの問題があるように思えました。

私も、すぐに解決策があるわけではありませんが、人の嫌がるような事にも正面から向き合いたいと思いました。
スポンサーサイト



テーマ : 社長ブログ
ジャンル : ビジネス

コメント

非公開コメント

プロフィール

スマイル 近藤

Author:スマイル 近藤
FC2ブログへようこそ!

フリーエリア
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード