便器から水が吹き出す!!
こんばんは!トイレメンテナンスのスマイルの近藤です。
今週の月曜日の出来事。。。
夕方の5時過ぎだっただろうか・・・会社にいると電話がかかってきました。
当社のお客様からの電話だったのですが、内容を聞くとどうも緊急事態のようです。
「全ての便器から水が吹き出して!どうしたら良いですか?」
便器から水が吹き出す??
一瞬、意味が分からず、給水管が折れたか何かで吹き出しているのかな?と思い
「メーターの場所、分かります?」と聞くと、分かるとの事。
「取り敢えず、メーターの近くに水を止めるバルブがあるので、それを締めて下さい!」
「分かりました!」
そんなやり取りをしながら、現場へ直行しました。
途中、電話で確認をすると、「水は止まっています!」
まずは、ほっとして現場へ到着すると・・・
私の推測は間違っていました。
光景は、便器から水が溢れていた様子だったのです。
そして、床排水口も全く水が引きません。
「何故???」
最初、意味が理解出来なかったのですが、あとでビルの管理会社の方が来られて、ようやく事態が理解出来ました。
写真を撮っていなかったので、全部文字での説明となりますが、しばらくお付き合いを。。。
まず、ここのお店が5階建のビルの地下1階だった事。
そして、「湧水」が地下で絶え間なく湧き出てくる状態だった事が、今回の事件を引き起こした原因です。
下水管は地面の下を通っていますが、地下のお店よりは、高い位置にあります。
つまり、そのままでは下水管に汚水を送ることは出来ません。
そこで、どうするかと言えば、一度汚水槽に貯めて、一定量まで貯まるとポンプを使って、下水管に送る仕組みになっています。
で、今回どうなったかと言えば、この汚水槽のポンプの電源が喪失したのです。通常、ポンプが壊れた時用に、ポンプは2つ付いているのですが、電源自体がなくなるとどうしようもありません(+o+)。
しかし、ここまでなら、どのような事態になるかと言えば、便器が全部詰まってしまって
「あれ、なんか便器が全部つまっているぞ!」とはなるのですが、便器から「吹き出す!」事にはなりません。
この時点で何も使用しなければ、問題が解消もしませんが、それ以上にもなりません。
つまり、汚水が満タン状態でストップ!と言ったところです。
ところが、今回は便器から「吹き出した」のです。
それは何故か?と言いますと、最初の条件である「湧水」が関係しています。
実は、この「湧水」も汚水槽同様に湧水槽に、どんどん入ってきます。
仕組みは全く同じで、ある一定の水量になると、ポンプアップして送り出します。
問題は、その送り先です。
実は、隣の汚水槽にポンプアップしていたのです。
つまり・・・
①湧水槽が一定の水量になると、汚水槽に送られ
②汚水槽には、汚水と湧水が一緒になって、これが一定量になると下水管へポンプアップされる仕組みだったのです。
これでお分かりいただけたかと思いますが
①は正常なのに、②が動かない(電源喪失)
つまり、汚水槽に水圧がどんどんかかってきて、最後の最後に満タンになっても、湧水槽からポンプアップしてくるものですから、逃げ場のない「汚水+湧水」は便器から一気に「吹き出した!」のです(ノ゚ο゚)ノ !!
ほどなく電源が復旧したので、これ以上の大惨事は免れましたが、店員の方は、さぞかし驚かれた事だと思います。
私が出来ることは、ほとんどありませんでしたが、トイレルームだけは綺麗にしました。
普通ではありえないようなところに汚物が付いていたり、結構大変でしたが、何よりも緊急で駆けつけられた事が良かったです。
ちなみに、バルブを締めたら、水が止まったと思っていたのは、ちょうどその前後のタイミングで「湧水槽」のポンプアップが止まったためと推測されます。つまり私の指示したことは、意味のないことでした m(__)m
本日、当社のスタッフに報告をすると、竹村君が
「やっぱりバキュームブレーカー(逆流防止弁)って必要なんですね!」と一言。。。
私も今まで、こんなもの(バキュームブレーカー)実際問題として必要なのか?と穿った見方をしていましたが
「確かに必要だ!」と思った出来事でした。
ところで皆さん、便器から水が(いや汚水が)吹き出す現場に出くわした事ってあります?
普通はないと思いますが(#^.^#)。
今週の月曜日の出来事。。。
夕方の5時過ぎだっただろうか・・・会社にいると電話がかかってきました。
当社のお客様からの電話だったのですが、内容を聞くとどうも緊急事態のようです。
「全ての便器から水が吹き出して!どうしたら良いですか?」
便器から水が吹き出す??
一瞬、意味が分からず、給水管が折れたか何かで吹き出しているのかな?と思い
「メーターの場所、分かります?」と聞くと、分かるとの事。
「取り敢えず、メーターの近くに水を止めるバルブがあるので、それを締めて下さい!」
「分かりました!」
そんなやり取りをしながら、現場へ直行しました。
途中、電話で確認をすると、「水は止まっています!」
まずは、ほっとして現場へ到着すると・・・
私の推測は間違っていました。
光景は、便器から水が溢れていた様子だったのです。
そして、床排水口も全く水が引きません。
「何故???」
最初、意味が理解出来なかったのですが、あとでビルの管理会社の方が来られて、ようやく事態が理解出来ました。
写真を撮っていなかったので、全部文字での説明となりますが、しばらくお付き合いを。。。
まず、ここのお店が5階建のビルの地下1階だった事。
そして、「湧水」が地下で絶え間なく湧き出てくる状態だった事が、今回の事件を引き起こした原因です。
下水管は地面の下を通っていますが、地下のお店よりは、高い位置にあります。
つまり、そのままでは下水管に汚水を送ることは出来ません。
そこで、どうするかと言えば、一度汚水槽に貯めて、一定量まで貯まるとポンプを使って、下水管に送る仕組みになっています。
で、今回どうなったかと言えば、この汚水槽のポンプの電源が喪失したのです。通常、ポンプが壊れた時用に、ポンプは2つ付いているのですが、電源自体がなくなるとどうしようもありません(+o+)。
しかし、ここまでなら、どのような事態になるかと言えば、便器が全部詰まってしまって
「あれ、なんか便器が全部つまっているぞ!」とはなるのですが、便器から「吹き出す!」事にはなりません。
この時点で何も使用しなければ、問題が解消もしませんが、それ以上にもなりません。
つまり、汚水が満タン状態でストップ!と言ったところです。
ところが、今回は便器から「吹き出した」のです。
それは何故か?と言いますと、最初の条件である「湧水」が関係しています。
実は、この「湧水」も汚水槽同様に湧水槽に、どんどん入ってきます。
仕組みは全く同じで、ある一定の水量になると、ポンプアップして送り出します。
問題は、その送り先です。
実は、隣の汚水槽にポンプアップしていたのです。
つまり・・・
①湧水槽が一定の水量になると、汚水槽に送られ
②汚水槽には、汚水と湧水が一緒になって、これが一定量になると下水管へポンプアップされる仕組みだったのです。
これでお分かりいただけたかと思いますが
①は正常なのに、②が動かない(電源喪失)
つまり、汚水槽に水圧がどんどんかかってきて、最後の最後に満タンになっても、湧水槽からポンプアップしてくるものですから、逃げ場のない「汚水+湧水」は便器から一気に「吹き出した!」のです(ノ゚ο゚)ノ !!
ほどなく電源が復旧したので、これ以上の大惨事は免れましたが、店員の方は、さぞかし驚かれた事だと思います。
私が出来ることは、ほとんどありませんでしたが、トイレルームだけは綺麗にしました。
普通ではありえないようなところに汚物が付いていたり、結構大変でしたが、何よりも緊急で駆けつけられた事が良かったです。
ちなみに、バルブを締めたら、水が止まったと思っていたのは、ちょうどその前後のタイミングで「湧水槽」のポンプアップが止まったためと推測されます。つまり私の指示したことは、意味のないことでした m(__)m
本日、当社のスタッフに報告をすると、竹村君が
「やっぱりバキュームブレーカー(逆流防止弁)って必要なんですね!」と一言。。。
私も今まで、こんなもの(バキュームブレーカー)実際問題として必要なのか?と穿った見方をしていましたが
「確かに必要だ!」と思った出来事でした。
ところで皆さん、便器から水が(いや汚水が)吹き出す現場に出くわした事ってあります?
普通はないと思いますが(#^.^#)。
スポンサーサイト